ご利用の流れ

初診予約について

  • 当院は完全予約制です。
  • 当院でリハビリテーションを行うにあたっては、かかりつけの病院(地域連携室)から予約をおとりください。当院主治医への診療情報提供書が必要となります。
  • 予約が決まれば予約券をFAXさせて頂きます。

初診日当日にご用意いただきたいもの

MRIやレントゲンのデータ

診療情報提供書

健康保険証や各種医療証など

お薬手帳

外来リハビリテーションの特徴

充実した環境とスタッフ

当院では約100m2のリハビリテーション室で経験豊富な療法士が、理学療法・作業療法・言語療法を行っています。脳血管疾患や運動器疾患、神経変性疾患の方々に対して、その人らしい生活を取り戻すための目標を共有し、1対1でのリハビリテーションを行っています。

治療から社会復帰・復帰後のフォローまで

・麻痺や骨折、言葉が出ない、複数の事を同時に出来ないといった症状に対して1日最大2時間をかけて集中的にアプローチさせて頂きます。
・安全に社会復帰を行うために会社側との連携や復職支援機関との連携にも力を入れています。社会復帰後に生じる課題に対してもフォローさせて頂いています。

リハビリテーション専門ならではの治療やフォロー

・痙縮治療としてのボトックス治療や電気刺激を用いた治療なども行っています。
・入院先で作成した短下肢装具のフォローアップも行っています。

介護保険での通所リハビリテーション

2022年より介護保険を使った通所リハビリテーションも行っています。詳細はお電話でお問い合わせください。

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ) 1単位(20分)200点 発症から180日
運動期リハビリテーション料(Ⅰ) 1単位(20分)185点 発症から150日
廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ) 1単位(20分)146点 発症から120日

臨床実習について

  • 当院では一定期間、実習生が診療チームの一員として、診療の実際を学びます。
  • 実習の実施にあたっては実習生の習熟度に応じて必要な指導・監督を行い安全に配慮致します。
  • 実習生が実習中に知り得た情報は、決して第三者に漏らすことが無いように配慮致します。
  • 実習生が指導者とともにお身体に触れる場合は口頭にて同意を確認させていただきます。
  • 実習生との関わりを拒否される場合は担当療法士にお伝えください。

反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)を希望される方へ

1,反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)とは

rTMSとは、頭に磁気刺激コイルをあて、脳の一部を磁力で刺激します。1日1セッションの刺激を行い、刺激する時間は数秒~10秒間で、それを1セッションあたり10~40回(約5~20分間)繰り返すものです。当院院長の齋藤は、この治療法の研究を16年以上、継続しており、400人以上の患者さんに行ってきましたが、本治療の適応であると判断した患者さんにおいての安全性は高く、重大な副作用を起こしたことはありません。日本では、すでに米国製のrTMS機器が、うつ病に対して保険適応となっていますが、機器自体の値段が高く、取り扱いが煩雑なため、治療が広がっていないのが現状です。国際的には、うつ病のほか、難治性疼痛、パーキンソン病、脳卒中後のリハビリ、アルツハイマー型認知症等にも、報告が多数あります。

2,実際の当院での治療

今回、当院でrTMS治療する機器は、MagPro(欧州製)で、米国ではうつ病治療器として承認されているものです。当院での治療対象疾患は、アルツハイマー型認知症、脳卒中後の後遺症、難治性疼痛、パーキンソン病の4疾患です。アルツハイマー型認知症は、最初の2週間に8回、次の2週間は、週2回以上受けていただき、4週間を1クールとして治療します。これまでの研究では、4週間の治療で効果は3-4ヶ月継続しますので、状況によって4週間の治療を3-4ヶ月毎に繰り返します。他の疾患に関しては、週1回以上の継続治療が望ましいですが、状況によって治療頻度を変えていきます。脳卒中後の後遺症に関しては、1時間のリハビリも自由診療で行います。また定期的に簡単な評価をさせていただきます。

3,副作用、禁忌

頭皮を通して脳を刺激するので、頭皮に刺激感、人によっては痛み(4~28%)として感じます。重大な副作用としては、痙攣発作(0.1%以下)が考えられますが、治療前に頭部MRIを検討し、てんかん発作の既往症がないかお尋ねします。心臓ペースメーカー、頭部にチタン以外の金属がある方等は、rTMS治療は受けていただけません。

4,あなたの疾患に対する効果について

アルツハイマー型認知症、脳卒中後の後遺症、難治性疼痛、パーキンソン病の4疾患、すべてrTMS有効性が認められるデータを有していますが、rTMSを受ける頻度、個人差によって、効果が不十分となる可能性があります。詳しいことは説明の時にお尋ねください。保険診療ではなく、自由診療の扱いとなり、下記の料金がかかります。1セッションとは、一連の磁気刺激で約5~20分程度です。
・アルツハイマー型認知症(1セッション両側で6,000円)
・パーキンソン病(1セッション両側で6,000円)
・脳卒中後遺症(1セッション片側で4,000円 リハビリ1単位(20分)2000円×単位数)
・難治性疼痛(1セッション片側で4,000円 両側であれば6,000円)

rTMS